皆さんこんにちは。
いつもブログ記事を見ていただきありがとうございます。
神戸市垂水区のスター歯科クリニックです。
近年、歯科治療の進化により、多くの人々が歯を失っても、インプラントによって補うことができるようになりました。しかしながら、インプラント治療にも失敗例が存在します。この記事では、なぜインプラント治療が失敗することがあるのか、その主な理由について当院が解説します。
適切な埋入と結合が不足する場合
インプラント治療の基本は、人工の歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、骨との結合を図ることです。しかし、適切な位置や深さで埋入されていない場合、インプラントと骨の結合が不十分になり、固定力が弱くなります。これによりインプラントがぐらついたり、脱落したりする可能性があります。
インプラントで失敗を防ぐためには、手術前後の対策が重要です。
【手術前】
経験豊富な医師の選択
インプラント治療は繊細な手術であり、経験豊富な歯科医師によって行われることが重要です。経験豊富で正確な手術技術を持つインプラント医師が在籍する歯科医院でのインプラント手術が望ましいと言えます。
事前の詳細な検査
事前に患者様の口腔内や骨の状態の詳しい検査を行うことで、適切な埋入計画が立てられます。
また、結合を安定させるためには手術中の精密なガイドラインや技術を用いることが重要です。
【手術後の対策】
歯ぎしりや過度な咬合力
歯ぎしりや過度な咬合力は、インプラントに対して大きな負担をかける要因となります。これによりインプラントや周囲の組織にダメージが蓄積し、炎症や脱落の原因となる恐れがあります。適切な咬合調整や保護を行うことが重要です。
予防としては、マウスガードの使用があげられます。
歯ぎしりの主な原因の一つは夜間に無意識に行うことです。歯科医師から適切なマウスガードを作成してもらい、就寝時に使用することで歯ぎしりと過度な咬合力による歯の摩耗を軽減できます。
生活習慣の見直し
また、生活習慣の見直しも重要です。
アルコールやカフェインの摂取を控え、夜更かしを避けるなど、生活習慣の見直しも歯ぎしりの予防に繋がります。
就寝前に入浴や読書、軽いストレッチなどで心身をリラックスさせてから眠ることでこれらの歯ぎしりを予防、または改善に繋げることができ、歯の摩耗を抑えることが可能です。
適切なオーラルケア
手術後の定期的なフォローアップとケアが、インプラントの結合と安定に寄与します。
手術後も定期的に歯科医院でメンテナンスや日常的なオーラルケアを行うことで、インプラント歯周炎等を事前に防ぐことできるようになります。
万が一インプラント周囲炎になってしまうと、感染症や炎症が治療部位の組織に影響を及ぼし、結合不全を引き起こし、せっかくのインプラントが失敗となってしまう恐れがあります。
まとめ
インプラント治療の失敗は様々な要因によって引き起こされる可能性があります。適切な医師の選択と診断、手術の精度、患者様自身のケアや遵守が重要です。治療を受ける前に、信頼性のある歯科医院で十分なカウンセリングと検査を受け、リスクを最小限に抑えた上で治療を進めることが大切です。
当院では、インプラントのスペシャリストたちによるチーム医療で歯科医師とスタッフが連携を取り、緻密に計算された歯科治療を提供しております。不安な点や疑問などがあればお気軽に当院のスタッフにお伺いください。
最後までお読みいただきありがとうございました。