神戸市にあるスター歯科クリニック❘インプラントの再手術に焦点を当て、再手術が必要なケースや、そうならないためのポイントについて解説します

インプラントコラム COLUMN

「インプラントの再手術は可能?再手術が必要なケースとは」

皆さんこんにちは。

いつもブログ記事を見ていただきありがとうございます。

神戸市垂水区のスター歯科クリニックです。

インプラント治療をお考えの方にとって、再手術に関する疑問は抑えておきたい大切なポイントです。
特に、インプラントと入れ歯で迷われている方にとっては、再手術の恐れやリスクについての情報は、重要な比較ポイントになることでしょう。この記事では、インプラントの再手術に焦点を当て、再手術が必要なケースや、そうならないためのポイントについて解説します。

 

【なぜインプラント治療の再手術は必要になるの?】

まず結論からご紹介すると、インプラントの再手術は可能です。
では、どうして再手術が必要になってしまうのか。この章では、よくある治療後に再手術が必要になってしまうケースを4つピックアップしてご紹介します。

 

  1. インプラントの結合がうまくいかない場合

インプラント治療の成功には、あごの骨とインプラントがしっかりと結合することが不可欠です。しかし、骨との結合がうまくいかない場合、インプラントが不安定になり、噛み合わせの不調や痛みを引き起こすことがあります。

 

  1. インプラント周囲炎が発症してしまうケース

インプラント周囲炎とは、歯茎の腫れや出血、炎症を伴う状態のことです。この症状は、歯周病に似ており、放置するとインプラント体そのものが失われる可能性があるため、早期の治療が必要になります。

 

  1. 骨の量が不足している場合

インプラント治療には、十分なあごの骨の量が必要です。骨の量が不足していると、インプラントが適切に統合されず、不安定な状態になってしまいます。不安定なインプラントをそのままにしておくと、食事や日常生活の噛む動作によって緩んでしまう可能性が高くなります。

 

  1. 人工歯のトラブル

インプラントと人工歯をつなぐ部品であるアバットメントが緩んでしまうと、人工歯が不安定になり、噛み合わせの不調や違和感を引き起こしてしまうケースがあります。アバットメントの緩みは、定期的なメンテナンスを怠ることによって発生する場合がほとんどです。

これらのケースに該当する場合、再手術の必要性が生じることがあります。しかし上記のケースでは正しいアフターケアや定期的なメンテナンスを行うことでリスクを最小限に抑えることが可能です。次の章では具体的に注意すべきポイントについてご紹介いたします。

 

【再手術にならないために気を付けること】

1.生活習慣の見直し

・喫煙とインプラント治療の関係

喫煙はインプラント治療において大きな影響を及ぼす要因です。特に多量のタバコを吸うヘビースモーカーは、成功率が低く再手術の可能性が高まります。これは、タバコ中のニコチンが毛細血管を収縮させ、骨再生を妨げるため、骨とインプラントの結合が難しくなるからです。その結果、インプラントが固定されず不安定なまま移動してしまう可能性が高まります。またさらに、喫煙によって免疫力が低下し、口内の細菌数が増加するため、インプラント周囲炎や虫歯のリスクが高まります。

 

・飲酒とインプラントの関係

インプラント治療において、手術前後の飲酒は制限が必要です。インプラント治療は外科手術のため、飲酒による体内の血流増加は傷口の出血や感染リスクを引き起こす可能性があります。手術前日および手術後は飲酒を避けましょう。術後の飲酒再開時期は担当医師の指示に従い、患部の状況とともに判断を行いましょう。また手術から日数が経っても、過剰な飲酒は厳禁です。過度な飲酒によって、唾液の分泌の異常や身体機能の低下唾液不足や免疫力低下が引き起こされるので、インプラント体に多くの汚れが付着し、周囲炎や虫歯へと繋がってしまいます。インプラントだけでなく、全身の健康を考えた適度な飲酒を心掛けましょう。

 

2.毎日のお手入れ

・ホームケア

インプラントのお手入れは念入りに行う必要があります。初めは歯ブラシを使って、自分の歯と同じように丁寧に磨きましょう。歯ブラシを細かく動かし、特に歯肉とインプラント体の境目を重点的に磨くと良いでしょう。その後、隙間が狭い場所ではデンタルフロス、広い場所では歯間ブラシと使い分けを行いながら、歯とインプラント体の間やインプラント同士の隙間を念入りにクリーニングしましょう。ハミガキ後に歯磨剤や洗口剤を併用しても問題ありません。

 

・プロケア

ご自宅でのホームケアはもちろん大切ですが、完璧に汚れを落とすのは難しく、プラークや歯石は定期健診としてご来院いただいた際に、専用の器具を使って取り除く必要があります。その際に噛み合わせの確認も行っています。不適切な噛み合わせはインプラント体に負担をかけ、アバットメントの緩みを引き起こす原因となってしまいます。ご自宅でのケアと歯科医院での定期健診で、再手術にならないようにインプラント体の良い状態を保ちましょう。

 

【まとめ】

インプラント治療後に再手術にならないためには、日々の正しいケアや歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことでリスクを最小限に抑えることができます。

この記事ではインプラントの再手術が必要なケースはどのようなものがあるのか、またそうならないために注意すべきポイントについて解説しました。

 

スター歯科クリニックでは、インプラントのスペシャリストたちによるチーム医療で歯科医師と専門スタッフが連携を取り、緻密に計算された歯科治療を提供しております。弊院のインプラント治療技術に自信を持っているからこそ、再手術が必要になったときのために保障制度も設けております。他の歯科医院で治療を断られた、前の医院では納得のいくインプラント治療を受けられなかった、という患者様はぜひ一度スター歯科クリニックにご相談ください。