今回は、「インプラントは絶対だめ」と一部の意見として言われていることについて、お話いたします。

インプラントコラム COLUMN

「インプラントは絶対だめ。と言われている理由とは?」 

皆さんこんにちは。
いつもブログ記事を見ていただきありがとうございます。
神戸市垂水区のスター歯科クリニックです。

今回は、「インプラントは絶対だめ」と一部の意見として言われていることについて、お話いたします。

当院では「だめ」といわれている原因を4つ挙げました。


外科手術を伴うため


インプラント治療は外科手術を伴うことから一定のリスクが存在します。インプラント手術の具体的な流れは、歯茎の切開を行い、顎の骨に穴を作り、インプラント体を埋め込むという手順です。このような処置には、神経や血管の損傷、細菌感染などのリスクが考えられます。


しかし、当然ながら歯科医師はこれらのリスクを理解しており、インプラント治療の成功に向けて確かな診断と技術で治療、治療後のケア、メンテナンスを行っております。一定のリスクは存在しますが、歯科医師は経験と専門知識を持ち、患者様の安全を最優先にしておりますのでご安心ください。


また安全性を確保するためには、患者様自身も適切なケアを実施する必要がありますので、治療後のケアについてもしっかりとお聞きください。


治療を受けられない状態である可能性もあるため


インプラント治療には受けられない場合があることも考慮すべきです。高血圧や糖尿病などの合併症があり、感染や合併症のリスクが高い場合などが該当します。これらの理由によって治療が適用できない場合があり、予期しない問題やトラブルを引き起こす可能性があるためです。


同様に、顎の骨の量が不十分な場合にも治療が適用できないことがあります。周囲の血管や神経を圧迫したり、炎症を引き起こしたりするリスクがあるためです。


ただし、これらの条件が絶対的なものではありません。例えば、持病がコントロールできている場合には治療を受けることも可能です。治療の可否を判断するためには、歯科医師との相談が重要になりますのでセカンドオピニオン等も利用し、ご相談していただくことを推奨しております。


金属アレルギーの可能性があるため


金属アレルギーのリスクも考慮すべき点としてあげられます。一般的に、顎の骨に埋め込む歯根部にはチタンが使用されますがこれは安全性の高い素材であり、人工関節などでも使用されています。しかし、金属アレルギーのリスクは完全にはないわけではありません。


金属アレルギーの心配がある場合は、ジルコニアを考慮したインプラント治療をおすすめすることもあります。ただし、ジルコニアは骨に負担をかける傾向があるなどのデメリットも存在しますので、一度歯科医師にご相談ください。


インプラント周囲炎の発症


インプラントの周囲で生じる炎症をインプラント周囲炎と言います。これはインプラントの脱落の原因となる可能性があり、歯周病と同様の症状と考えられます。ここで重要な点は、インプラント周囲炎は自覚症状がほとんどないため、注意が必要であるということです。


治療後もインプラント周囲炎による問題のリスクがあることを把握し、継続的なケアを実施することでインプラント周囲炎のリスクを最小限に抑えることが重要です。

【インプラントを長持ちさせるために必要なこと】


インプラントは通常、10年以上の寿命が期待されますが、その寿命にはメンテナンスを行っているかが大きく影響します。メンテナンスは、定期的な歯科医院への通院と自宅でのデンタルケアの両方が含まれます。


定期的な通院メンテナンスは、通常は3〜6カ月ごとに受けることが推奨されています。自宅でのケアは、適切な歯磨きなどが該当します。しっかりとメンテナンスを行い、インプラントの早期脱落を防ぎましょう。


当院では、「患者様の人生を見据えた治療」を目指しております。患者様の希望と当院側からの「どんな治療が適しているのか」をすり合わせながら治療を進めております。「インプラントをするべきなのか」「自分に合う治療法は何か」といったご質問等がある方はお気軽に神戸市垂水区にあるスター歯科クリニックまでお問い合わせください。


最後までお読みいただきありがとうございました。